とある深夜。
セシリアは思い切った行動に出ました。
セシリア「(ごにょごにょ)分かった?エリカ。」
エリカ「……失敗したら取り返しのつかないことになるんじゃ…。」
セシリア「世の中には…セーブしないでやり直しっていう言葉があるのよ」
エリカ「???」
セシリア「成功したら新しい服に新しいベッドに新しい家よ」
エリカ「!!やる!やります!」
何日も同じ服を着ていたエリカは、新しい服が着れる喜び、
そして寝心地最悪なベッドから抜け出せる喜び
壁紙も床もなにもない殺風景な家を建て替えられる喜びの
トリプル☆喜びにつられて
セシリアの怪しい取引に力を貸すのでありました・・。
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庭に、オーブンを持ってきて冷凍食品を温めます。
しかし、セシリアは一向に取り出そうとしません。
扉からは煙があふれ、このままでは火事になってしまいます。
セシリア「・・・・・・・。」
セシリアはだまって祈りのポーズをつづけるばかり。
やがて、火が……。
そしてセシリアは帰らぬ人になってしまいました。 |
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死神が、燃え尽きたセシリアの前に立ちます。
エリカは大急ぎで、願いました。
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エリカ「セシリアさんを生き返らせてください!お願いします!」
死神「………。」
死神は、手に持っている釜をとりあえずしまうと
セシリアの魂と思われる光を、手のひらににぎりしめました。 |
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死神「このどちらかの拳の中に、セシリアの魂が入っている」
エリカ「!」
死神「もしどっちに入っているか当てたら、
生き返らせてやらんこともないような」
エリカ「よぉおおし!」
一か八かの大勝負。
エリカはおちついて、呪文を唱えました。
エリカ「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な、
カ・デ・ィ・エ・せ・ん・せ・い・の・い・う・と・お・り!
えい!左!!!!」
死神(結構適当だな…)
死神がゆっくり左の手のひらをあけると・・・・ |
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